弊社は自然豊かな奈良で営んでおります。各地で集めた伝統工芸品をオンラインショップにて販売する予定でございます。

また別事業としてバッファローホーン(水牛の角)を使いメガネを製作しております。(wakotodesign.com)

どちらも駆け出しの企業ではございますが温かい目でお願い致します。

オンラインショップの事業を始めようと思ったきっかけは、先方様より贈答品のお箸に「まだこの世にないデザインをお願いします。
とお願いされ、高級杉を使った夫婦箸をお預かりしました。漆で完成された十分の高級なお箸でありました。

ですが、先方にお願いされた以上諦めるわけにはいかず・・

知り合いの職人に各地の職人を紹介して頂き、漆職人・お箸製造職人などお会いして、製作現場や手法を見させて頂き、お話を伺いました。
職人の様々な思いやこだわりを聞き、感激したことを覚えています。


量産時代だからこそ、一つの商品を大事にする【伝統工芸品】が必要なんじゃないかと?と思う気持ちが沸き上がり、自身が職人だからこそ、思いが非常に伝わり新幹線の中であふれる気持ちを抑え帰路に着きました。

しかし無地のお箸からどう描いたらいいのか…

悩みに悩み、手を付けられない毎日。そもそも漆との相性がどうなのか?自身が持っている技術をどう活かしたらいいのか?
100均でお箸を購入し、手探りしながら柄入れを慎重に進めていきました。

一層目の下地を終えたときに、(和柄っぽいな…)と思い、何かヒントが頭の中に生まれ
作業場から考えながらトコトコ歩きコンビニに向かいました。

コンビニのアルバイトの女性が二十歳の子だったこともあり(もうすぐ成人式なんです)とお話しを聞いて
ヒントの答えが浮かび上がったのを覚えています。

さっそく作業場に戻り、答えが出た手法を新たに手を加えました。

試行錯誤しながら月日が経ち、見事に自身が思ってた【この世にない柄】が完成しました。

決して真似の出来ない独自の技法として和柄designが誕生しました。


仕上がったお箸を先方さんにお見せし納品しました。
喜んで頂き、非常に良い商品とお伝え下さり喜びとともに肩の荷がおりました。
独自で開発した和柄designの秘訣でした。